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新年あけましておめでとうございます。 2010年は川内萩ホールの東北大学ジルベスターコンサートで迎えた。宮本文昭指揮の素晴らしい演奏に酔いしれつつ、演奏中に携帯電話を弄るバカを、怒鳴りつけたい衝動を抑えながら穏やかに注意しての新年。 ここ数年、コンサートに行っても映画を観に行っても観賞マナーの悪さに嫌気が差し、もう二度と行きたくないと思うことが多い。だが、二度と来なくていいのはマナーの悪い輩の方なのである。ああいうどうせ一見のような輩のために何度も足を運ぶはずのお客が来なくなれば、演るほうとしては商売上がったり。素晴らしい文化を守るためにも、今年は誰かに止められようとも絶対に注意する。どうもああいう輩を注意しようと思うのは私だけのようなので、自分の信念に従って自分で行動することにする。 せっかく素晴らしい音楽に触れたというのに、なんだか怒り心頭で帰ってきて、非常にもったいなかった。 来年も聴きに行きたいが、日本の正月は家族と過ごすものだという風習もあり、両親のことを考えると迷ってしまう。昨今は様々な年越しイベントが開催されているが、同じ事情でなかなか参加できずにいる。 テレビ漬けの年末年始はうんざりだけれど、家族で過ごす時間は大事にしたいからね。 それはさておき、ぽつぽつと2009年を振り返ってみる。大晦日中にやっておきたかったのだが、どうにも間に合わなかった。いかんなぁ。 8月までは「ここ9ヶ月の振り返り」というエントリで振り返っていたので、ここではそれ以降の4ヶ月について。「9ヶ月の」というわりに8ヶ月分だったのもなんだかな。 9月 ヴォーカル高橋さん・中村さんとの国分町noirでのライブ、そして定禅寺ストリートジャズフェスティバル。こんなにたくさんの曲を一気に演奏したことがなかったので、体力的にも精神的にも鍛えられ、自信がつく。 この前後では自分の演奏がガラリと変わり、かなりレベルアップしたという実感がある。セッションで難しい曲をやろうと言われても、「いやだなぁ」とは思わずに「失敗したって笑われるだけ、殺されるわけじゃないし」と腹をくくれるようになった。失笑されまくっているだろうが、それも成長の過程。いつか見てろよ。 道草屋さんデビューもこの月。来年はもっと通いたい。月の後半はオクトーバーフェストに2回参加。酔っ払って踊りまくりのいいイベント。 仕事でインターンの受け入れ担当。研修内容の企画から実施、振り返りまで一貫して担当し、自分の仕事、自分の職場における役割を見直すいい機会に。若者や社長とたくさん話ができてほんとうによかった。 10月 杜人音楽祭参加。ナンシーさんとのボサノバデュオ、親友達とのブルースバンドでライブ。急な大雨に降られながら演奏した「Rainy Days」は一生忘れられない思い出。親切なスタッフのおかげで気持ちよく演奏ができたが、課題は盛りだくさん。率直に書くが、みんなもっと練習するように。俺の倍は練習してきてね。 月の後半には仕事で3泊4日の研修。これを機に自分の仕事に対する姿勢がかなり違ってきた。音楽的には9月、仕事では10月が意識的な転機になった。 楽天イーグルスが2位となってクライマックスシリーズに進出するも敗退。ようやくここまで来た。やればできる。俺もきっとできる。 11月 憧れのJohn Stowellさんのライブ。身体中に衝撃が走った。世界最高峰の演奏に触れ、自分なりの目標、やりたい音楽の方向性が見えてきた。ジャズという大海に飛び込んで以来、その広さと深さに自分を見失っていたのかもしれない。 多賀城駅前でナンシーさんと野外ライブ。いい雰囲気で楽しいライブだったが、一方で、こんなレベルでライブやっていいのかどうか悩む。最低限の水準に達しないうちは、ライブなんてのはおこがましいのではないか。少なくとも、もうちょっと自分が納得できるぐらいにはやっておきたいものである。 サテンドール2000にて斎藤十萌子さんのライブ。十萌子さんの音楽に対する真摯な姿勢に心打たれる。ギターの菅野拓也さんの音楽的な懐の深さにも舌を巻く。ギターってのはほんとうにいろんな弾き方ができるんだな。 川内萩ホールにて中川賢一さん、高橋麻子さんのミニコンサート。迫力のあるピアノ連弾。世界初のピアノ「クリストフォリのピアノ(1709年)」の音を聴くことができたのも感激。世界中で何百年、何千年と受け継がれてきた音楽への愛情が、今の音楽につながっているのだなぁ。 久しぶりのunevenの練習。新メンバー加入でパワーアップ。乞うご期待。 10年ぶりくらいのカフェ・ド・ゾロにてCharlieさん・Mckkeyさんのジャズ写真展。音が聞こえてくるかのような素晴らしい写真に囲まれながら、おいしいコーヒーをいただく。写真というのは実に魅力的で、自分もちょっとこだわってみたいところなのだが、それよりまず音楽をしっかりやっていきたい。 写真展の後、国分町に移動して鈴木次郎さん&南部勇木さんのライブ。クールで美しいサウンドに酔いしれる。以前から抜群だった次郎さんの音の選び方のセンスが、さらにレベルアップしている。感嘆。仙台の30代ギタリストには、本当にすごい人がたくさんいるな。南部さんはピアノも素晴らしかったが、トークも絶妙。オリジナル曲も素晴らしい。俺ももっと曲書こう。 12月 八木山翠風苑にてコンサート。手拍子を入れてもらったり、一緒に歌っていただいたり、演奏後にはおひとりおひとりと握手したり。とても喜んでいただけたようで、音楽をやっていてよかったと実感。お邪魔でなければまた演奏に行きたい。 会社の忘年会でわんこそばチャレンジ。125杯。これで胃が大きくなったのか、以後体重は増加の一途。なんとかしないと。 いままで苦手で避けていたコンテンポラリーなジャズをちょっとずつ聴きはじめ、自分のやりたい音楽がいっそう明確に。上手くて難解なジャズではなく、そこそこの技術でもカッコいいジャズをやりたい。 ギターという楽器についても、ドロップチューニングや7弦ギター、変則チューニング、ギターシンセなんかは自分にはまったく興味がないことがはっきりした。6弦のEADGBEで出したい音を出せるようになるのが、自分にとっては優先事項。 毎年悩みの種でもあり、実は結構楽しんでいる年賀状。早めに作業にかかっておかないと結局ズルズルとやらなくなるので、今年は11月中からとりかかること。 ベガルタ仙台がJ1昇格、天皇杯ベスト4。J1昇格を決めた財前のシュートはいまだに記憶に新しいというのに、その後のJ2降格以来、とんでもなく長い時間が過ぎていた。ようやく、ようやくだ。天皇杯の結果も素晴らしいもの。来年は当然今まで以上に厳しい戦いになる。しっかり応援したい。 2010年は情報処理技術者試験をきちんと受けることに決めた。ライブやバンド練習を減らしてでも勉強する。 これから 親指ピッキングの練習を本格的に開始したのが2009年の2月。始めは本当に苦労したが(今でも苦労しているが)、少しずつ身体になじんできている。レベルはともかく、OleoとかConfirmationのテーマを冷や汗かきながら弾ききれるようになってきた。我ながらよくやった。 2010年は基礎をしっかりやってひとつひとつの音をしっかり出すこと。それと、青本の曲を全曲あっさりとやってみる。セッションに行って「青本の曲なのに初見です、すみません」ということがないように。深入りすると基礎練の時間がなくなるので、あくまでザッと。一曲ずつ掘り下げるのは来年から。 買いためた教則本や教則DVDも一冊ずつきちんと消化すること。2010年はお金は使わず時間を使う。そのために、今以上にテレビの時間を削る。買い物等も効率的に。家事は言われる前、必要に迫られる前に計画的に。 仕事関係はいろいろあって細かく書けないが、視野を高く・広く持つこと。 2009年は漫然と過ごす日がなくなり、毎日充実した日々を送ることが出来た。2010年もこの調子で。 うまくいったことのすべては皆様のあたたかいお心遣いのおかげ。ありがとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
5月8日。ヴォーカリストIzauraさんからのお誘いにつれられて、Capitalさんという方の、ブラジル音楽メインのライブに行ってきた。場所はいつものRelaxin’。もう一ヶ月も前になるのか。俺、レポート遅… Capitalさんはブラジル音楽を好んで演奏しているが、もともとクラシックギターの名手でオレゴン州の大会で優勝した経験を持っていたり、様々な民族音楽にも精通している方。日本では尺八と琴と三味線も習っていたとのこと。様々なジャンルのアルバムを、通算19枚もリリースしている。カリフォルニア州立大学バークレー校の音楽修士を持つ秀才。日本語もペラペラで、福井県でラジオのパーソナリティをやっていたそうだ。しかもものすごい美男。さらに、これだけの経歴にもかかわらず(というのも変だが)、少しも嫌味なところがない、優しさあふれる好人物。いやはやまいった。 演奏は、もうこれ以上ないというくらいの、まさに最高の演奏。私がいままで見た数々のライブの中でもベストと言い切っていいと思う。ゆっくりと心を温められるような優しい歌声。音楽の楽しさをこれ以上ないくらい引き出し、伝えてくれる豊かなギターの音色。何かとても純粋な音楽。 技術の高さが、それをまったく鼻にかけない素直な音になって現れてくるのは、Capitalさんの人柄と音楽に対する姿勢そのものなんだろうな。ゆったりとたゆたう音のひとつひとつがとても深かった。 後半は、このライブを企画してくれたIzauraさんやお姉さんのなおさんも参加してのセッション。お二人ともさすがのヴォーカルで、Capitalさんとのかけあいも絶妙。ボッサなどはあまり弾いたことのない私もできれば演奏に参加したいと思ってしまうほど、楽しくて魅力的な演奏だった。 この日の素晴らしい演奏、友人知人の知っている限りを無理矢理にでも連れてくればよかったと思えるくらい、心の底から感動した。Capitalさんはしばらくアメリカへ戻ってしまうそうだが、また来日することがあれば、ぜひともライブへ足を運びたい。 こんな素敵なライブを企画して、誘ってくださったIzauraさん、どうもありがとう。