11月9日、メディアテーク1Fオープンスクエアで行われた、John Stowellのコンサートを聴きに行った。
Johnさんのことは、今回一緒に来日して一連のツアーを企画してくれた素晴らしいギタリストのMattこと外島正人さんが「ものすごく音楽に対して情熱的で、信じられないぐらい上手くて、そのうえ人間的にも尊敬できる素晴らしいギタリストがいるから、今度絶対日本に連れてきたい!」と絶賛していて、ぜひ一度生で聴いてみたいと思っていた。それがとうとう今回実現したのだから、Mattさんの行動力には本当に感動。
憧れのJohnのプレイは、とても詩的で優雅。事前に買ったCDやYouTubeの動画もそうだったが、心地よい4ビートの「いわゆるジャズ」ではなく、スピリチュアルというかアーティスティックというか…禅にもつながるような、オリジナルな音の世界。
「上手い」「かっこいい」「気持ちいい」「美しい」「楽しい」「悲しい」とか、音楽を聴いていてよくあるような感情ではなく、何かこう、ゆっくり何かを語りかけられて、新しい感覚を呼び起こされるような感じ…
自分が目指す音楽とは方向性が違うけれど、「なんだろう、なんだろう」と心が揺さぶられるような感覚がいまだにある。Johnは本当にMattさんの言うとおりの素晴らしい方だった。
この日は、Mattさん、ボーカルの織田佳子さん、ピアノの榊原光裕さんも参加して、素晴らしい演奏を披露してくれた。Mattさんの音楽的な懐の深さ、織田さんの進化した表現力、そして以前某テレビ局の放送終了の音楽としてよく聞いていた、榊原さんの「水の彩」に感動。
打ち上げにも誘っていただき、本当に感謝。
このコンサートの後、不思議なことに、以前と比べればけっこう滑らかに弾けるようになったような気がする。それと、妙な自信をもって演奏できるようになった(開き直りにも近いのだが…)。
おそらく、今まで自分が知らなかったギターという楽器の可能性を、Johnがたくさん見せてくれたからではないかと思っている。もちろんそれはほとんど理解できていないし、ましてや表現することなどだいぶ遠い彼方にあるのだが。
「聴くだけじゃ絶対に上手くならない」けれど、「聴かなきゃある程度以上は上手くならない」のだということを実感。
Johnの音楽は正直かなり難解なので「さっぱりわからん!」という方もいらっしゃったと思う。だが、個人的には雷に打たれて今でもまだ痺れているような、そんな感じのする印象深いライブだった。
2 個のコメント
tomtom says:
2009/12/02 at 7:43 PM (UTC 9 )
しみじみとしたレポートですね…。
おおむらさんの感受性がびんびん伝わってきました。
打ち上げのときに、その想いをJohnさんに直接伝えてあげれたら、
どんなに素敵だったことでしょう…。
ほのぼの…
おおむら says:
2009/12/06 at 10:45 PM (UTC 9 )
コメントありがとうございます!
本当に、打ち上げの時もっとお話したかったです…
ただ、Johnはかなり早口なので、正直びびってました(笑)
とはいえ、せっかく通訳してくれる方がたくさんいらっしゃったのに、残念です。
ただ、きっとまた機会があるような気がしています。
私は観光的な海外旅行にはほとんど興味がないのですが、素晴らしいミュージシャンとお話ししたり、一緒に演奏したりできるなら、行ってみたいなぁと思います…