「自炊」ブーム(なのか?)ということで、売れに売れまくっているらしいScanSnap。ずっと気になっていたのだが、ようやく意を決して入手した。
知らない方のために補足。「自炊」というのは、書籍をバラしてスキャンし、自分自身でPDFにする行為のこと。連続して用紙を読み込み、PDFに変換してくれるScanSnapと、PDFを手軽に持ち運んで閲覧できるiPadのような便利な機械が比較的安価に入手できるようになり、近年流行の兆し。
ScanSnapにはいくつかモデルがあるのだが、私が購入したのはS1500というモデル。市価4万円ぐらいだが、Acrobatが付属しない変わりに1万円引きというのを見つけ、15分ほど悩んで購入決定。どうせ買うならできるだけ紙を沢山セットできるものがよかったし、Macで使う分にはOS標準でPDF化やファイルの結合、ページの入れ替えなんかもできるので、Acrobatは不要かなと。
スキャンした書類をOCRして文字をテキスト化したり、原稿の向きを自動補正したりと、圧縮率を変えられたりと実に多機能。JPEGまたはPDF形式で読み取れる。読み取り後はEvernoteやiPhotoにファイルを自動的に送信したりもできる。
書籍や雑誌のPDF化の手順だが、まずアイロンで本の背表紙を温めて接着剤を弱くした後、手でむしって10ページ単位ぐらいに適当にバラす。これをディスクカッターでA4等にきれいに切り出してScanSnapにセット。あとはスキャンボタンを押すだけ。
YouTubeなどに自炊動画がたくさんアップされているので、参考にされたし。
楽譜や雑誌は一度にセットしきれないので、順次継足しながらスキャンしていく。紙がなくなると、継続読み取りするかどうか聞かれるので、継続する場合はまた紙をセットして継続読み取りボタンを押すだけ。実によくできている。
今日一日で、楽譜6冊、雑誌3冊、ギター教則本5冊をPDF化完了。かなり気合いを入れてがんばったが、それに見合うだけの成果。
今後もなかなか捨てられなかった雑誌や楽譜類をこまめに自炊して、少しでも部屋をスッキリさせたいものである。