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11月 12 2011

「1冊10分」で読める速読術

先日待ち合わせの時間潰しにフラッと駅の本屋に入り、タイトルだけ見て気になる本を6冊ほどまとめ買い。その中の1冊。

速読って何となくうさんくさいというか、「本当に読んでいるのか?頭に入るのか?読み飛ばしているだけでは?」といった印象しかなかったので、実際どのようなものか知らないでいるのはマズイだろうと思い買ってみました。

本書は具体的な速読術にはあまり触れておらず、「速読できるようになるとこんないいことがありますよ」「速読できるようになってこんなに人生が変わりました」といった、テレビショッピング的な内容ばかり。正直期待外れでした。

具体的な点としては、(日本語であれば)漢字だけを読む、音声化しない、行末→行頭の目の動かし方、雑念を払って集中する、といったことぐらい。でも漢字だけを読んで音声化しないというのは、どうも読んだ気がしないんですよね。音声化することで著者の言いたいことや登場人物の個性に奥行きが出てくるような気がするので(小説を読むときなど、かなり芝居がかった読み方をしませんか?私だけ?)。

しかしそこをあえて音声化せず、漢字のイメージだけを右脳を高速に使って追っていくことで、いずれ80-90%ぐらいの意味はわかるようになるのかもしれません。この捨てた10-20%についてはいったん割り切って、「2時間かかっていた本を10分で読めるように」なることを優先する。そして、2回、3回と繰り返し読むことで100%に達すればいい、という考え方なのでしょう。

もうひとつ。著者の言う速読術は斜め読みやフォトリーディングとは違って、基本的には1行ずつ高速に追って行くやりかたのようです(ひらがなは飛ばすにしても)。私は1行ずつきちんと読んでいくことが大切だと以前から感じていたので、この点には好感を持ちました。

私は速読の訓練をしていないせいか、さすがに本書を10分で読むことはできませんでしたが、それでも1時間ほどで読み終えてしまいました。内容が薄いのか、わずかながら速読できるようになったのか、その両方なのか、難しいところです。

「速読ってどんなものだろう?」と思った人が暇つぶしに読むのにはよいと思いますが、実際に速読を身につけたい方には、もっと別のよい本があるような気がします。

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