Birth of the Cool
Toshiba EMI
Miles Davis
オリジナル盤発売日: 1949/1/21
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Miles Davis(tp), Lee Konitz(as), Gerry Mulligan(bs), Al Haig(p), John Lewis(p), Joe Shulman(b), Nelson Boyd(b), Max Roach(ds), Kenny Clarke(ds) 他
初めてジャズと出会ったのはこの一枚。高校の修学旅行でミナミの中古CD店にフラフラと足を踏み入れ、いったいどんな音楽なのかもわからずになんとなく手に取った。普段CDなんて買えるような小遣いをもらっていなかったので、めずらしくお金を持っているからと思いきり贅沢のつもりで買った覚えがある。
このアルバムは、アドリブプレイ中心のビバップに限界を感じたマイルスが、ギル・エヴァンスらとともに入念なアレンジを施した楽曲を吹き込んだもの。プレイヤーの情熱がほとばしるホットなジャズに対し、緻密な楽曲の構成を聴かせるクールなジャズの誕生である。
中学生のころはTMNやB’z、高校ではXやMr. BIGばかり聴いていた私には、そんなことはもちろん知る由もない。ブラスバンド部員のくせにクラシックもろくに聴かず、ましてやジャズなんて一曲も曲名を知らない有様。「マイルスって誰だかわからないけど、とにかくジャズってすごいな」と単純に衝撃を受けていた。
帝王マイルスを知らないなんて、今考えるとなんとも恥ずかしい。けれど、最初に出会えたのがマイルスで、しかもそれが誰かに教えられたのでなく、まったくの偶然というか直感で手に取っただけというのはなんだかうれしい。
マイルス自身はこのアルバムが発表されるころにはすでにクールジャズには飽きていたとか、やっぱりアドリブの(ほとんど)ないジャズなんてね、とか、いろいろ言われることの多い作品だけれど、私にとっては今聴き直してもまったくあの頃と変わらない衝撃を受ける、思い入れの深い一枚。これはこれでいいと思うんだよね。
- Move
- Jeru
- Moon Dreams
- Venus De Milo
- Budo
- Deception
- Godchild
- Boplicity
- Rocker
- Israel
- Rouge
- Darn That Dream
